毎日様々なニュース・話題を耳にします。その中には「お、これって新しいな。『未来の普通』になるかも」と感じることはありませんか? たとえばIT技術とも呼ばれる情報処理技術の発展は凄まじいですから、次々「未来の普通」っぽいものが出てきます。2007年にiPhoneが出て来たときはそんな感じでしたし、実際「普通」になりました。
しかし、そうした「お。」と感じるような話題はあらゆる分野で見つけることができ、その中には情報処理技術の発展では説明できないものもあります。あまりにあちこちであらゆることが変化しているので、秩序のないカオスな状況にも見えます。
そこでこのブログではみつけた「未来の普通」を紹介する時に、「情報への挑戦」など10種類程度のタグを使って、各記事に付けています。全く異なる分野の話題であっても、似た背景を持つもの同士がタグで関連付けられています。
タグは次のようにして作られました。様々な変化を沢山集めてみると、異なる分野の変化であっても似た傾向が見られるものがあります。そこで似た傾向のものを集めては、さらにそれらの傾向同士で似たところを探してまとめることで、大きな流れを取り出しました。それは次の三つの挑戦です。
・情報への挑戦
・成熟への挑戦
・多様性への挑戦
一つ目は「情報への挑戦」です。情報革命とも呼ばれ誰もが身近に目の当たりにしている変化です。日増しに人類はより大量の情報を扱えるようになっており、その結果かつてできなかったことが次々実現しています。
二番目は「成熟への挑戦」です。あまり知られていないことなのですが地球の人口の増加率は減少しています。毎年人口は増えているけれど増え方は減速しているのです。それも40年程前から一貫していて、2070年頃には増えなくなりそうです。世界的に見てもやがて人口は安定するのです。日本を始めすでに人口が増えなくなった国もあり、社会や経済をどう持続的に回して行くのかという問題に直面しています。成長を前提とした仕組みでしたから、うまく動かなくなっています。しかし、ヒトが誕生する前からずっと持続的に繁栄している自然の豊かさをみれば、人口が安定することは真の繁栄の始まりでこそあれジリ貧なわけがありません。ただ安定を前提とした仕組みが分かっていないだけなのです。それに向けて様々な取り組みが始まっているのです。
三番目は「多様性への挑戦」です。これはある意味「成熟への挑戦」によって生まれる具体的な成果であり、また武器です。自然がそうであるように安定した世界は多様性のるつぼになります。世界が安定することで様々な種が活動できるようになります。人間社会も成熟に向かい始め、多様性を受け入れられるようになりました。その途端に多様性は一気に高まっています。それは問題解決のための武器になるからです。今社会にある様々な問題を解決するために必要なイノベーションは、一人一人が多様な考えや能力を持ち協力することで起こりやすくなるからです。
無秩序に発生しているように見える様々な変化も丁寧に見て行くとこの三つの挑戦が背景に見えてきます。
次にそれぞれの挑戦の中で特に特徴的な現象を二つずつ取り出しました。
「情報への挑戦」では、なんといっても「情報処理技術の発展」がその原動力です。また「情報処理技術の発展」によってありとあらゆる知的な活動や生産が誰にでもできるようになりました。たとえばメディアと言えば昔は新聞・テレビなどのマスメディアでしたが、今では個人のブログも欠かせない情報源です。そういった個人への「知的生産の解放」がありとあらゆる分野で起こっています。
「成熟への挑戦」では、まず目につくのは資源に注目した「循環型社会」に向けた取り組みです。資源が限られる中どう持続的に回して行くのか、持続型社会と言えば、このことだと思います。その一方で「持続型人間社会」に向けた取り組みも始まっています。つまり人口が増えない前提でどう社会を回すのかという問題です。経済の問題も含まれます。今後GDPは増えるとしても穏やかである中で、どう経済活動を繁栄させるのか新しい切り口が生まれていくことでしょう。
「多様性への挑戦」では、「共生」が大きなテーマです。「共生」とは相手との違いを丸ごと受け入れて共に生きることです。クマノミとイソギンチャクのような自然の共生をイメージしてもいいかもしれません。互いにまるで違いますし、その違いは丸呑みするしかないし、でも相互関係をもって共に生活しています。多様性が進むということは、人間社会において互いにまるでクマノミとイソギンチャクくらい違うねと認識しつつ、それでも協力するようになるということです。そのことで互いに思いもしなかったような成果が生まれ易くなります。つまり多様性が進むことは強力な「イノベーションの源泉」になります。
またこのような状況を背景に様々な挑戦は個人や地域から起こることが目立っています。それらを「個人からの挑戦」「地域からの挑戦」というタグで紹介しています。
以上がこのブログで使われているタグの概略です。個別のタグの詳しい説明は記事を改めて紹介します。このブログで見つけた未来の普通にはこれらのタグがついていますから、何が付いているか見ながら読むとより楽しめます。またこれらのタグを頭の隅においてニュースなどを見ると無秩序に見えてた変化が整理できて楽しくなります。

