ここはどこでしょう。正解は本文で
昨日は先日クローズアップ現代で「女性起業家1000万コンペ」の中で紹介された「SO@R ビジネスポート」にお邪魔しました。第1回DBJ女性新ビジネスプランコンペティションで DBJ 女性起業優秀賞を受賞した牛来千鶴さんが興された事業です。
密着!女性起業家1000万コンペ
牛来さんが武器にしようとしているのは、地域の起業家のネットワークです。SO@Rでは地域の企業や大学連携していろんな新しい商品を開発しています。私が一番惹かれたのはスパークリング日本酒 SOARAN (ソアラン)でした。ワインのようなおしゃれ容器に入っていて、お料理にあうように辛口なんだそうです。私のうちには炭酸ボンベがあって簡単に炭酸水ができるので、日本酒に炭酸入れてみたいなと思っていたので、この味を見本にできるなと一本買って帰るつもりでした。その後たまにお会いする恩師と会う約束をしていたので、二人で味見だと楽しみにしていました。
医療や食品などさまざまな分野の起業家の中から意外な人や物を組み合わせることで、新しい商品を生み出せるのではないか。
これまでも、食べる竹炭という健康管理士のアイデアと老舗菓子メーカーの技術力を組み合わせて作ったまんじゅうで年間3000万円を売り上げました。
しかし予定より長くお邪魔してしまって、最後慌てて退散してしまい、すっかり頂くのを忘れてしまったのです。痛恨のミスです・・・・・。
日本酒で発泡というと、後からボンベのを加えるのが楽なのですが、この日本酒は手間を惜しまず醸造の時に出る自然の炭酸を詰めているそうです。味見まだしてなくてなんですが、そういう炭酸はよくなじんでいて、料理の味を引き立たせることでしょう。味見できる日が楽しみです。
そんな素敵な商品をいろいろ開発されていますが、そのビジネスモデルがまた斬新です。普通商品開発の受託では、開発の時に開発費を受けるのですが、SO@Rでは成功報酬制とのこと。つまり開発のときにはお金を貰わず開発後の売上から貰う形なのです。これなら、共同する企業も参加しやすい素晴らしいモデルですが、言うは易しでも実行するのは大変です。その後の売り込みに自信がなければとてもできません。私の関わっているNPO未利用資源事業化研究会でも、未利用資源を利用した商品を開発していこうとしていて、SO@Rのようなモデルも検討していますので、その難しさはいやというほど分かります。こんな風にできたらいいなをまさに実行されていて、脱帽です。
SO@Rではレンタルオフィスも運営されていて、小さなビジネスがたくさん利用しています。きちんと空間がデザインされていてクリエイティブ系の方にもお勧めです。一番心に残ったのは冒頭の写真の場所、応接室です。壁に描かれたビルは絶妙なアングルで、まず壁が反っているような錯覚を起こしますし、眺めのいいオープンスペースカフェにいるような開放的な気分になります。ここで商談すれば成立率アップ間違いありません。そういったクリエイティビティを刺激する配慮が隅々まで行き届いています。本格的な紙の色見本もありましたよ。
いいなあ。SOHO四月から始めて楽しくしていますが、予想通り夏は大変です。夏休みで子供が家にいるのです。彼なりに気は使ってくれるのですが、絶妙なタイミングで邪魔になります。SO@Rのようなサブオフィスが近所にあれば良かったのに。
ビジネスポート SO@R から社会が今もっとも必要としている無数の小さなイノベーションが生まれることでしょう。本当に楽しみです。お忙しいところご対応ありがとうございました。
・併せてどうぞ
無数の小さなイノベーションの必要性については
【焼け野原から復興した灰色ワールドに彩りを。 】
で考察しています。
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